【供養】作りたかったソフトウェアとアイデア

サムネイル:ゴミ箱

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以前は「ソフトを作るためにプログラミングをするんだ」と躍起になっていましたが、出来そうだと思えなくなったので、これまでのアイデアを供養したくて書きました。
誰かが代わりにやるのもご自由に。
見返りは求めませんが、責任も持ちません(˘ω˘)。

時系列順のお話です。

アウトライン・プロセッサ(アウトラインエディタ)

挿絵:Story Editorのサンプル画像

一番最初に作りたいと思い、行動に移したのがこの企画。

ノベルゲーム(ギャルゲ―)を一人で作ろうとして、シナリオ・台本を書くためのエディタを求めていた。
(目的のための手段、のための手段)
全体の構成を常に把握したかったので、アウトラインの機能が必要だった。

当時はStory Editorというソフトウェアを使っていたが、WindowsXPや7の時代にはすでに動作保証はされず、いっそう開発したくなった。
(個人開発のソフトは役目を終えたらオープンソースになってもいいと思うんだが……)

【Story Editor】
ヒビノアワ_ 「Story Editor」公開終了しました

しかし、Visual Studioを使ってもそもそも【ソフトウェアの作り方】がわからなかったため、挫折。
ボタンなどGUIが関係する簡単な処理しか作れなかった(Fig1)。
(アウトラインと文書を、テキストファイルやデータベースに保存すらできなかった)

Fig1.Visual Studioで作成したGUI
Fig1.Visual Studioで作成したGUI

大学でもまわりにソフト開発をできる人がおらず、開発意欲が落ちる。
ノベルゲーム開発の意欲も薄れ、企画は頓挫した。

Linuxで使えるノベルゲームエンジン

2005~2010年、ノベルゲームのエンジン(開発支援ツール)はWindows一辺倒だった。
開発したくなったのは、メインPCがLinuxになった頃(2012年)。
クロスプラットフォームなら、絶対に便利だと思っていた。

プログラミング言語Pythonにこだわりを持っていたが、GUIソフト開発の資料の少なさに絶望。
アウトライン・プロセッサのときのように、ゲーム開発の意欲の低下とともに消えていった。

PCリソース表示ソフト

挿絵:CPU & MEM meter IIの様子

元ネタはWindows7時代につかっていたウィジェット。
コンパクトで、CPUとメモリの使用率を色のついたグラフで表示できるところがよかった。
ところが、ウィジェットには脆弱性があるということで廃止され、アプリに置き換えられました。

【CPU & MEM meter II】
デスクトップ ガジェット – Microsoft Windows

LinuxにはConkyというリソース表示ソフトがあるが、こっちの方が見た目が好きだった。
CPUやメモリの使用率の取得ができれば作れそうだが、【タイトルバーのないGUIソフト】の技術的名称が分からずじまいで頓挫した。

閲覧数・評価・ランキングを実装するWordPressプラグイン

これについては、以前まとめたことがあります。
【関連記事】
【WordPress】閲覧数・ランキング・評価数のプラグインを作りたかった話

Youtubeの動画コンテンツのように、記事ごとの閲覧数・評価、そしてランキングの機能を担うプラグインを作ろうとしていました。
完璧主義の私はピンポイントな作り方を調べるばかりで、開発は一向に進みませんでした。
(PHPのプログラムを修正するたびにサーバ側に上げてテストするのが面倒くさかった)

ノードで結ぶアイデア管理ソフト

思いついたアイデアを管理する方法をずっと考えていました。
デジタルでは入力に融通が効かないし、紙だと関連性や再利用性に劣る……。

PC上で各アイデアをノードとして紐付けることができれば、登録した順に関係なく、関連性を維持したまま追加することが可能になります。
(このアイデアは、ゲーム開発ツールのUnreal Engineや、3DCGを扱うBlenderのノードネットワークから知りました)

結局、GUIソフトを作れない時点で現実的な取り組みではなくなりました。
アイデアの管理を模索しながら数年経ちましたが、今現在、【単語カード】に書き残す方法で上手くいっています。
(色分け、並び替え、取り出しが可能。見直しも簡単で、数行書いても140字に収まったりする)

ファイル拡張子別に整列してくれるファイルマネージャ

WordPressのテーマを自作するときに考えついたアイデア。
htmlファイルからPHPファイルに分割する工程で、ファイルが入り混じり、しかも重要な順番に並ばない。
(名前順だと、index.phpの前にheader.phpが来る)

これが拡張子別なら見やすくなるだろうと考えた。
きっかけはWindowsXP時代、アルファベット別にファイルを並べられたこと。(Aの行、Bの行、Cの行……)
表示の仕方は前例があるため不可能ではないと思ったが、GUIのせいで以下略。

※記事のために裏付けを探していたら、【WindowsXPのみ】で「グループ化」ができていた模様。
これだよ!

挿絵:WindowsXPのファイルマネージャ

引用:テトラストップメニュー ソフトウェア

SSDの速度をLinuxでも測れるGUIソフト

SSDと言っても種類は様々。
メーカーや価格帯によって性能が変わってきます。
書き込み・読み込み速度の計測には「Cristal Disk Mark」が有名。

だけれど、Linuxでは動かない。
CUIなら計測はできるみたいだけど、やっぱりGUIがほしかった。

【Cristal Disk Mark】
CrystalDiskMark – Crystal Dew World

ニュース番組のような時刻表示ソフト

挿絵:TV Clockの実行画面

ゲーム配信が実現できるようになったら、ニュース番組の左上にあるような時計を合成したかった。
Windowsであればフリーソフトが提供されているけれど、Linux界だと当然需要がない。

時計はプログラミングでも簡単な方かもしれないけど、「ウィンドウのないGUIソフトの作り方」が以下略。

【TV Clock】
THSB

1時間が55分な時計のLinux版

元々はiPhoneアプリ。
1時間を55分にすることで、24時間が経過しても【実際の時間では22時間しか経過せず、2時間余る】。
※アプリ自体は55分に限らず時間を定義できる。

スマホを持っていないので、PCで実現したいと思ったやつ。

【マジカル時計】
「1日が26時間あったら」を叶えてしまうiPhoneアプリがスゴイ _ 文春オンライン

1日のスケジュールを円形のUIで管理するソフト

元ネタは株式会社キングジムのスケジュール管理アイテム。
デスクトップ上で現時刻の部分が色が変わったり、アラームを鳴らせるようになったらいいなと思った。

【習慣時計】
スケジュールが一目で分かる“習慣時計”、キングジムが9月に発売 – ITmedia NEWS

– ITmedia NEWS

さいごに

結局、プログラムをソフトウェアに昇華することはできなかった。「ソフトウェアの作り方」でググっても開発環境の紹介ばかりで、「考え方」を教授できず。

クロスプラットフォームや「このソフトがLinuxで使えたらなぁ」とアイデアは膨らんだけれど、何の貢献もできなかった。供養。