Twitterを見ていたら、「人間関係リセット症候群」というワードがトレンドに入っていた。
読んでみると心当たりがある症状だったので、日記枠のテストも兼ねて書いてみる。
人間関係リセット症候群とは
文字通り「人間関係をリセット」したくなる。
自分の過去の経験だと……
- うつ病の頃、Facebookの友達(大学の友人)をすべて解除した
- メールアドレスを交換しても、一度もやり取りしないような関係だと削除
- 心機一転、創作活動を発信したくてTwitterアカウントを新設
このような行動があった。
このリセットというのは、テレビゲーム世代に通じる行為だと言われているようだ。
選択肢を間違えたりして特定のアイテムが取得できなかった場合など、ゲーム機本体のリセットボタンを押して都合のいい箇所から再開するとか、中途半端に進めたデータを捨てて、攻略情報を見てしっかりゲームの最初からやり直すとか。
詳しくは、共感した投稿があったから、それを共有したい。
すぐ人間関係をリセットしたくなる「人間関係リセット症候群」の話です。 (1/2) pic.twitter.com/0TZhQ0FuAt
— ココロジー@心が軽くなるセルフケア (@Cocologyinfo) March 22, 2021
なりやすい人
「なりやすい人」の「人と関わるのが苦手」・「完璧主義」は見事に当てはまる。
上に書いた事例も、「ちゃんとしている人だと思われたい」という気持ちから来ている。
自分のダメなところは見られたくないし、Twitterだって雑多な投稿をするよりも創作の発信に絞ったほうがウケがいい。
そういった目的でリセットや新設して「キレイに」したくなる。
減点方式で考えているからだろうか。減点の原因になるものは対処しておきたいじゃないか。
自己肯定感が低いのもそうだ。
他人に興味がないのも言い当てている。
自己肯定感が低いから、自分を表現する「場」は、他人が訪れてもいいように最低限キレイにしておきたい。
自分の個性を「良くないもの」と卑下していて、そういったものを片付けて、「汚くない部屋」を演出する。
不特定多数に対するイメージづくり
「人間関係」というのは、友人や同僚や親戚のような「個人」との関係をイメージするが、自分の場合は、主に「顔も名前も知らないネット上の不特定多数」に見られることを意識していると気づいた。
リセットしたくなる行為には心当たりがあったが、「人間関係をリセット」と言うほど大げさなことはしていない。
というのも、そもそもリアルでは自分から連絡しないから勝手に疎遠になるし、ネットでの友達は一人も作ったことがない。
(「自分から連絡をしない」というのは、「内向型」の特徴でも見たことがある)
さいごに
この症候群が「良いか悪いか」という議論は知らない。
「あぁ、俺も当てはまるわ」と思ったから、事例を出して紹介した。
「リセットは悪いことじゃねーから、直さなきゃいけない病気みたいに言うな」というリプライもあって、文章の最後の方になって「確かにそうだな。誤解を招く内容なら書かない方がいいかも」とか悩んで、「いっそのこと書くのをやめるか」と、下書きを削除しそうになっている。
これも、ある意味リセット症候群か?
(2/2) pic.twitter.com/d22v7xcWff
— ココロジー@心が軽くなるセルフケア (@Cocologyinfo) March 22, 2021
まぁ、俺の場合は「葛藤保持力がないからリセットしたくなっちゃうんだようんぬん」より、「自己肯定感が欠如している」とか、完璧主義のような根源的な問題の方があまりに重いから、治すならそっちだと思っている。
やり直すという意味でのリセットではなく、「自分の人生には要らないから捨てる」というのは有る。
「同い年だけど、自分とは真逆で幸せな人生を送ってる親戚」とか。
俺は「捨てたければ捨てる派」。
それが精神衛生上、自分に適していると思っている。
日記枠なので雑な締め。