自分は何の成果も残せず、誰にも必要とされず、居場所もなく死んでいくと思う。
というのも、他人に見せられるものを作れず、また、作れるようになる気もしない。
歪んだ完璧主義の末路。
時間が足りない。やり遂げなければならないことを抱えすぎ。
物覚えが悪いし、質問できる相手もいない。
存在が許されるクオリティにするために妥協ができず、時間をかけすぎる。しかも大半は調べることで時間を浪費する。
基本や定番のやり方を知らず、経験不足。未熟。
5年とか7年とか10年とか、上手い人の過去の作品を見て、それを希望にしてきた。
でも、本当に報われるのか? いつ報われるんだ? それまで耐えられるのか?
不安や諦めの気持ちのほうが重い。調子を崩して動けなくなるくらいに。
それでもやらなきゃ上手くならないんだから、酷い話だ。
下手な自分が作ったものなんて納得できない。嫌いになる。
みんな自分の思うように自己表現しているのに、俺はそうじゃない。
他人から見えるところに作品を出して。自身を晒して。
それが出来る人はすぐに上達していく。
俺みたいな不器用で非効率な奴は置いていかれて、どんどん差が開いていく。
今の自分には、他人に作品を晒すプレッシャーに勝る自信が無い。
自分の劣っている様を見られたくない。
そうやって何年もチャンスを逃してきた。
今年もそうやってみじめに終わっていくんだろうか。
何も出来ない弱い自分より、何か出来たほうが良いに決まってる。
そして、やる以上は素人レベルや自己満足で終わらせたくない。
こんな社会で生きていくには、カネにできなきゃいけない。
そう思っているから、常に他人と競っている。
勝たなければ、自分の居場所が無いから。
だから他人の作品に嫉妬したり、自己表現できていることをうらやんだり、それが出来ない自分を否定し始める。
心の支えになるものが何も無い。
自分は生きている価値が無い。
結果の出ない努力で何も成し遂げられず、幸せになれずに死んでいくんだろう。
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追記:2022年1月26日
■「作品を出せない理由2」
作ったものが右肩上がりで上達し続けるとは限らず、ときには期待を下回ることがあるかもしれない。
そのときの他人の失望が怖い。