【v1.6】VivaldiブラウザにFirefox/Chromiumから乗り換えてみた話 | 内向型人間の知恵ブログ

【v1.6】VivaldiブラウザにFirefox/Chromiumから乗り換えてみた話

                             
  サムネイル:Vivaldiのホームページ
NOTE:この記事は、2017年2月9日にBloggerに投稿したものを加筆・修正したものです。情報が古くなっている場合があります。

はじめに

Webブラウザ”Vivaldi”に乗り換えてみました。
その動機と、インストール方法と感想を扱います。
また、拡張機能”Gmail checker”をChromeウェブストアからVivaldiにインストールします。

環境・ソフトウェア

Vivaldi 1.6
Firefox 50
Chromium 55
OS : Ubuntu 16.04 LTS (64bit)
デスクトップ環境 : Cinnamon 3.0

動機 – FirefoxとChromiumで何があったか –

FirefoxとChromeには、長く世話になりました。
タブブラウザとしては両方とも優秀で、手放せないものです。
軽さのFirefox、拡張性のGoogle chromeという認識でした。
(Firefoxは、Linuxディストリビューションではプリインストールされています。)

そんな両名も、トラブルがなかったわけではありません。
機能の優劣以外に、原因不明のフリーズやクラッシュをきっかけに、交互に乗り換えて利用してきました。
プライバシーを危惧して、Google ChromeからChromiumに乗り換えたことも含まれます。

そんな私に、新たなトラブルがやってきました。

Firefoxで、ビジュアルエディタ(ブログの編集画面といえばいいだろうか)の編集中にフリーズしました。
それも、かなりの頻度で。
そして原因も不明。

いつもなら、ここでChromiumに乗り換えるところです。
しかし、Chrome/Chromiumには優秀なマウスジェスチャがありません。
無いことも無いけれど、スパイウェアが仕込まれていたアドオンも存在しました。
また、Linux版では「ジェスチャと右クリックメニューと衝突し、誰も有効なアドオンを提供できなかった」という過去があります。

Chromiumに乗り換えるのも不便。
かといって、Firefoxは使うに耐えない状況。

困っていたところに現れたのが、Vivaldiなのです。

Vivaldiは、知れば知るほど好きになる

Vivaldiについてググって、いくつかの情報を仕入れました。
例えば……
リーダーがOperaブラウザの開発者だったとか、VivaldiはChromiumプロジェクトをベースにしているとか。

なるほど。
Operaの関係者だったなら、スピードダイアルが実装されいることも納得がいく。

主に背中を押してくれたサイトはココ。
【参考】
Webブラウザ「Vivaldi」が超絶便利すぎてChromeユーザーはさっさと乗り換えたほうがいい – Brian’z Imagination

いろんな機能が紹介されていますが、私にとっては、Chromeの拡張機能を導入できることが決め手になりました。

Ubuntuでのインストール – debパッケージをパッケージマネージャで –

Ubuntuでのインストールは簡単です。
といっても、ソフトウェアセンターには表示されないので、debパッケージをダウンロードする必要があります。
ダウンロードすれば、パッケージマネージャでファイルを開いてインストールするだけです。

マウスジェスチャが標準で実装されているうれしさ

中級者を自称するなら、ブラウザの設定を確認することを怠らないでしょう。

私はここで、「Operaにもジェスチャがあったな」と思い出していました。
Vivaldiでは、最初からマウスジェスチャを使うことができます。
Firefox、Chrome/Chromiumでは、拡張機能をインストールしなければ利用できなかったのに!

肝心のChromeアドオンはどうか

結論からいえば、「Vivaldiすげぇな」と感心するしかありませんでした。
(Chromiumプロジェクトをベースにしているから当然なんだけど)

拡張機能(アドオン)をインストールしたければ、Chromeと同じようにChromeウェブストアに行きましょう(Fig1)。
そして、Chromeブラウザと同じように「CHROMEに追加」ボタンをクリックすればOK。

Fig1.VivaldiでChromeウェブストアを開いた様子
Fig1.VivaldiでChromeウェブストアを開いた様子

Chromiumから乗り換えたきっかけは、実はもう一つありました。
拡張機能である”Gmail checker”は便利で、手放したくありません。
この拡張機能はGmailの未読数を表示してくれるもの。
しかし、Chromium 48くらいの頃から、数字の部分がおかしくなったのです(Fig2)。

Fig2.Gmail checkerの表示を比較したもの
Fig2.Gmail checkerの表示を比較したもの

Vivaldiでは問題なく表示されています。
決まった……。
Vivaldiは他のブラウザから乗り換えるのに充分なポテンシャルがある。

実際、Vivaldi使ってみた感想

Vivaldiでググると、「持ち上げすぎ」というコメントもあります。
だけど、私にとっては、充分に役に立っています。
ビジュアルエディタでフリーズしないし、拡張機能も問題なく動作する。

その他の機能も気に入りました。
サイトのメインカラーに合わせて、ブラウザのカラーが変わる「カメレオンカラー」にも慣れた。
これは楽しいものだ。

アドレスバーには、アクセスした際に「転送状況」が表示される。
CPUリソースなどを表示したがる私のようなタイプにはたまりません。

さいごに

FirefoxやChromiumからの乗り換え先が見つかって安心しています。
それだけでなく、機能の話でもなく、Vivaldiの歴史はおもしろい。
応援したくなるブラウザだと思う。

バージョンはまだ若いが、他のブラウザに負けていない。
むしろ嬉しい機能がそろっていて、優れていると思います。

これを読んで興味をもってくれたなら、ちょっと触ってみてはいかがですか?