はじめに
Webブラウザ”Vivaldi”に乗り換えてみました。
その動機と、インストール方法と感想を扱います。
また、拡張機能”Gmail checker”をChromeウェブストアからVivaldiにインストールします。
環境・ソフトウェア
Vivaldi 1.6
Firefox 50
Chromium 55
OS : Ubuntu 16.04 LTS (64bit)
デスクトップ環境 : Cinnamon 3.0
動機 – FirefoxとChromiumで何があったか –
FirefoxとChromeには、長く世話になりました。
タブブラウザとしては両方とも優秀で、手放せないものです。
軽さのFirefox、拡張性のGoogle chromeという認識でした。
(Firefoxは、Linuxディストリビューションではプリインストールされています。)
そんな両名も、トラブルがなかったわけではありません。
機能の優劣以外に、原因不明のフリーズやクラッシュをきっかけに、交互に乗り換えて利用してきました。
プライバシーを危惧して、Google ChromeからChromiumに乗り換えたことも含まれます。
そんな私に、新たなトラブルがやってきました。
Firefoxで、ビジュアルエディタ(ブログの編集画面といえばいいだろうか)の編集中にフリーズしました。
それも、かなりの頻度で。
そして原因も不明。
いつもなら、ここでChromiumに乗り換えるところです。
しかし、Chrome/Chromiumには優秀なマウスジェスチャがありません。
無いことも無いけれど、スパイウェアが仕込まれていたアドオンも存在しました。
また、Linux版では「ジェスチャと右クリックメニューと衝突し、誰も有効なアドオンを提供できなかった」という過去があります。
Chromiumに乗り換えるのも不便。
かといって、Firefoxは使うに耐えない状況。
困っていたところに現れたのが、Vivaldiなのです。
Vivaldiは、知れば知るほど好きになる
Vivaldiについてググって、いくつかの情報を仕入れました。
例えば……
リーダーがOperaブラウザの開発者だったとか、VivaldiはChromiumプロジェクトをベースにしているとか。
なるほど。
Operaの関係者だったなら、スピードダイアルが実装されいることも納得がいく。
主に背中を押してくれたサイトはココ。
【参考】
Webブラウザ「Vivaldi」が超絶便利すぎてChromeユーザーはさっさと乗り換えたほうがいい – Brian’z Imagination
いろんな機能が紹介されていますが、私にとっては、Chromeの拡張機能を導入できることが決め手になりました。
Ubuntuでのインストール – debパッケージをパッケージマネージャで –
Ubuntuでのインストールは簡単です。
といっても、ソフトウェアセンターには表示されないので、debパッケージをダウンロードする必要があります。
ダウンロードすれば、パッケージマネージャでファイルを開いてインストールするだけです。
マウスジェスチャが標準で実装されているうれしさ
中級者を自称するなら、ブラウザの設定を確認することを怠らないでしょう。
私はここで、「Operaにもジェスチャがあったな」と思い出していました。
Vivaldiでは、最初からマウスジェスチャを使うことができます。
Firefox、Chrome/Chromiumでは、拡張機能をインストールしなければ利用できなかったのに!
肝心のChromeアドオンはどうか
結論からいえば、「Vivaldiすげぇな」と感心するしかありませんでした。
(Chromiumプロジェクトをベースにしているから当然なんだけど)
拡張機能(アドオン)をインストールしたければ、Chromeと同じようにChromeウェブストアに行きましょう(Fig1)。
そして、Chromeブラウザと同じように「CHROMEに追加」ボタンをクリックすればOK。
Chromiumから乗り換えたきっかけは、実はもう一つありました。
拡張機能である”Gmail checker”は便利で、手放したくありません。
この拡張機能はGmailの未読数を表示してくれるもの。
しかし、Chromium 48くらいの頃から、数字の部分がおかしくなったのです(Fig2)。
Vivaldiでは問題なく表示されています。
決まった……。
Vivaldiは他のブラウザから乗り換えるのに充分なポテンシャルがある。
実際、Vivaldi使ってみた感想
Vivaldiでググると、「持ち上げすぎ」というコメントもあります。
だけど、私にとっては、充分に役に立っています。
ビジュアルエディタでフリーズしないし、拡張機能も問題なく動作する。
その他の機能も気に入りました。
サイトのメインカラーに合わせて、ブラウザのカラーが変わる「カメレオンカラー」にも慣れた。
これは楽しいものだ。
アドレスバーには、アクセスした際に「転送状況」が表示される。
CPUリソースなどを表示したがる私のようなタイプにはたまりません。
さいごに
FirefoxやChromiumからの乗り換え先が見つかって安心しています。
それだけでなく、機能の話でもなく、Vivaldiの歴史はおもしろい。
応援したくなるブラウザだと思う。
バージョンはまだ若いが、他のブラウザに負けていない。
むしろ嬉しい機能がそろっていて、優れていると思います。
これを読んで興味をもってくれたなら、ちょっと触ってみてはいかがですか?