(1) 日本のドラマ・邦画が苦手な理由

サムネイル:少年のアフレコ

テレビ番組、観てますか?
ドラマは好きですか? それともバラエティー? ドキュメンタリー? アニメ?
テレビがなくても、最近はネット配信サービスが大きくなって、映像コンテンツが手軽に観られるようになってますね。

今のようにネットのサービスが発達する前は、私もテレビ番組が娯楽の一つでした。
おおよそ2007年前後。高校を卒業した頃です。

ですが、その当時から、どういうわけか「日本のドラマ・映画」が苦手なんです。
あまり見たくない。

なぜなんだろうと今の時代にググってみましたが、答えはわからず。
なので、その理由を考えてみました。

悪い意味で「演技」しているように見える

「日本の〜」と書いている通り、苦手なのは日本生まれのコンテンツです。

一方、平気なのは、海外ドラマ・洋画、アニメなど。
これだけでは、「2次元と3次元の違い」とは断言できませんね。
「BONES」や「メンタリスト」など、好んで観ていますから。
 

考えてみると、別の判断基準が見えてきました。

それが、「本人と認識できるかどうか」ということ。

海外ドラマやアニメの場合、私にとって、その登場人物は「本人」なんです。
刑事でも、弁護士でも、宇宙飛行士でも、ヒーローでも、「役を演じている」のではなく、「本人」に見えます。

より具体的に言えば、「台本を意識して行動していない(ように見える)」ということです。
運転も、銃撃戦も、検死も、人生の一部をフィルムに収めたように感じるのです。

アニメのキャラクターが台本を意識して動いていないのは当然のことですが、それが海外ドラマ・洋画にも当てはまります。
 

だとしたら、邦画・ドラマはどうでしょうか。

私には、「悪い意味で」「演技」をしているように見えます。
演劇を批判する意図はありません。
私の感覚の話です。念の為。

「悪い意味で演技」とは、なんとも言えない「違和感」のことです。
「なんか、ちゃちぃ」
「安っぽく見える」など。

洋画・アニメの場合と比べると、登場人物が「本人ではない」ということができます。
ここに答えがありました。
 

理由は2つあります。
一つは、俳優を知っているから。
二つめは、登場人物の振る舞いが現実的でないから。

私たちは、俳優の姿をドラマの中だけでなく、他でも目にすることがあります。
それはバラエティーやトーク番組であったり、ドラマ・映画の宣伝が該当しますね。
俳優自身の姿を知っているから、ドラマの登場人物は「演じられたもの=偽物」に見えてしまう。

加えて、ウソっぽく見えてしまうのが登場人物の「振る舞い」です。
登場人物のリアクションは、私にとって「オーバー」なんです。

例えば、驚いたときのリアクション。
目を見開いて、目玉が飛び出そうな表情。
マンガなら絵の表現で納得できますが、現実だと見たことないです。

日本で、日本人として20年以上生きてきて、日本人の「普通」とか、「一般的ならこれくらい」ってのがわかるんです。
それと比べると、邦画・ドラマの登場人物は「現実なのに現実じゃない=違和感」となるわけです。
 

アニメの実写化も感覚は似ています。
出来の悪いコスプレにしか見えない。
(外国人の方が似合うだろうし、スタイルとか顔立ちとか、仕方ないんだろうけど)

そこにアニメ・マンガなら違和感のないセリフやリアクションが入るんですよ。
だから実写化も苦手です。

さいごに

どうして苦手なのか、2つ書きました。
理由は見つけられましたが、どうもしっくりこない。
なんとなく、「完璧主義だから本物じゃないとダメだ」とか怪しいと思ったけど、その辺りだろうか。

例えば、もし私がアメリカで暮らした経験があって、実際のアメリカ人がどんな振る舞いをするのか知っていたら、海外ドラマ・洋画も同じように違和感を感じているのかもしれない。

まぁ、好きでないものを好きになる必要はない。
好きなものを観ていこう。

追記:
そういえば、子供の頃は特撮や戦隊モノにもハマらなかった。
珍しい子どもだったと思う。
その頃から「つくりもの(偽物)」だってことを見抜いていたんだろう。