(50) 液タブの入力がメインモニターに持っていかれたトラブル | 内向型人間の知恵ブログ

(50) 液タブの入力がメインモニターに持っていかれたトラブル

アイキャッチ

Windowsアップデートを適用して再起動したあと、液タブを接続してもうんともすんとも言わない状況に遭遇した。
ペンを動かしても液タブの画面ではまったく動きがない。
が、よーく見るとメインモニターの方でカーソルが動いていた。

液タブが使えないと作業ができないので、色々やって解決した話。

環境はWindows10とWacom Cintiq 16。

【類似したトラブル】液タブにペンを近づけるとカーソルがPCモニターに反映される件… – Yahoo!知恵袋

やったこと

まずWacom Centerでマッピングの範囲を見直す→マッピング画面切り替えの設定は意識したことがないが、「Cintiq 16の欄にメインモニターの内容が映っている」のでバグっていると思った。
だけどそれを直す操作がないので、PCやデバイスの再起動を試すことにした。
(直ったあとのスクリーンショットと比較すると、やはり設定はおかしくなっていたらしい(Fig1)。)

トラブルが直る前と後の「マッピング画面切り替え」の比較
Fig1. Wacom Centerの「マッピング画面切り替え」の表示をトラブルが直る前と後で比較したもの

次にPCの再起動→効果なし

液タブの再起動→効果なし

タブレットドライバの再起動→効果なし

タブレットドライバのバージョンを確認→最新版インストール済み。不具合報告なし。

Windowsアップデートの履歴を確認→更新内容に関連する不具合報告は無かった(Fig2)。
6月から3,4週間インストールを延期したものがちょうど通知が来て、「不満はあるけど仕方ない」という気持ちで再起動したらこうなった。

当日にインストールしたWindowsアップデートの更新プログラム
Fig2. 当日にインストールしたWindowsアップデートの履歴

多分これで直る→直った

機器の再起動で直らないともなれば、「じゃあデスクトップ画面を液タブだけに映せばどうなるか」を試したくなる。

ディスプレイ設定で液タブのみ有効にすると、ちゃんとペンの動きにカーソルがついてきた。
これをまたメインモニターを有効にしてデュアルモニター化しても、ちゃんと液タブの側でカーソルが動いたので解決。

あとがき

これで直らなかったら深刻だけど、「昨日まで正常だった」「Windowsアップデートが無関係だった」なら、「(システム的に)ショックを与えれば直りそう」な予感はあった。
(もし直らなかったらお手上げ。やるにしてもWindowsアップデートの巻き戻しとか絶対に面倒くさい。)

頑張っていい感じのアイキャッチイラストを描きました。

「マッピング画面切り替え」のスクリーンショットは7年ぶりにアップデートがリリースされたGimp3.0.4で編集したんだけど、整列ツールが以前のように動かなくて微妙な気分になってしまった。