Blenderはチュートリアルだけでなく自主制作もやっていく。
どんなものでも、まず作る。作れば財産になる。続ければ力になる。
最初に手を出すと決めたのは、部屋晒しでよく見かける「木のアレ」。
これはウォールパネルというらしく、見た目も良いが、用途は黒いシートでの防音・吸音。
製品としては少し小ぶりな板状のパーツで、それを並べることで壁一面に貼れるようだ。
(Redditで検索したらウォールパネルは「ダサい」らしい。なんでや!オシャレやろ!)
(機械翻訳対応)壁の木製パネルの流行が復活することについてどう思いますか? _ r_Polska
実施日:2025年7月25日。3時間。
ウォールパネルを作る
以前にやった小部屋のチュートリアルを参考に、壁の均等な厚み付けやフローリング、フロアライトを設定。
関連記事:3Dモデリング修行記録1(23年3月・4月) _ 内向型人間の知恵ブログ
メインのウォールパネルはフローリングを作る工程を応用しようと思ったが、ループカット+ベベルで面を挿入すると均等にならないことが判明した。(Fig1)
フローリングで挿入するベベルの面は幅がわずかなので気にならないが、間隔を空けて配置したい場面では適していないと言える。

(※この記事を見直していて、「選択を反転してベベルの面だけ残せば目標達成では?」と気付いた。Blenderは奥が深い。)
頭の中にあるのは、配列で複製するか、まだループカットで粘るか。
次に試したのは、ベベルは使わずにループカットした面を一つ飛ばしで削除する方法。
ただ、一つ飛ばしで選択するのがめんどうくさい。(Fig2)
それに、板の幅よりも板同士の間隔の方が狭いため、板と間隔の幅はイコールではなかった。(しかし制作はミニチュア風だから適度なデフォルメが求められる。)
結局、板1本(枚?)を用意して配列モディファイアを使うことにした。
配列モディファイアで複製する数とオフセットをいじることでイメージに近づけた。

床をカット
壁のパネルがメインだから、床は奥行きを削って、台形のように角を取ろうと思っていた。
単純に奥行きを半分にすると、背が高くてバランスが悪く感じたので角を取るだけにしてみた。(結果的にアクセントになって良き。)
こちらは小部屋のチュートリアルで窓を作るために使ったアドオン「Bool Tools」で簡単に実現できた。(Fig3)

レンダリングで真っ黒
いざレンダリングをしてみると、光を受け止めるための撮影用の床が真っ黒になってしまった。
メインのモデルはちゃんとライトが当たっているので、「ライトが無い」ということはない。
チュートリアルから大きく外れるような冒険はしていないので、もっと初歩的なミスだと推測した。
メインのモデルは正常なことから、撮影用の床に原因があると考え、コレクションをよく見ると撮影用の床が2枚存在し、重なっていた。(Fig4)
片方を削除するとレンダリングも正常になった。どこかで誤って複製してしまっていたらしい。
これで完成。

あとがき

素人レベルの今はまだ粗さを上げて「マットな質感」にしている。(フォートナイトやクレイアニメっぽくて好き。)
ライトが紫色なのは、「茶色の補色」を狙ったもの。
いずれはテスクチャを使って、しっかり木目や石壁のような凹凸を作れるようになりたい。フォトリアルも。
3Dモデリングはイラストと違って材質とライティングで並以上のものは作れるから、他人の目を気にせずに「作る→公開する→次を作る」サイクルを早くする訓練にしたい。