今更DDR4のメモリを買い、そして6年前の買い物の失敗に気づく | 内向型人間の知恵ブログ

今更DDR4のメモリを買い、そして6年前の買い物の失敗に気づく

DDR4メモリ:アイキャッチ

今更DDR4のメモリを新しく買って増設しました。
UnrealEngine5 を使いたかったのに、起動するだけでメモリを10GBも食うので16GBのPCではギリギリだった。

普通なら後継のDDR5メモリに対応したソケットAM5に移行するんだろうけど、マザーボードを変えるとCPUやメモリも必須なので数万~十数万はかかり、転送速度の速いSSDや電源まで考慮するともっとかかる。

なので、メモリの増設だけで現状を打破できる方法を選択。
ついでにBiosの更新もしたかった。

実施日:2025年8月26日

新しく買ったDDR4メモリ

購入したメモリは光り物で、取り付けたらめっちゃ明るい。LEDテープの明るさなんてかわいいと思えるくらい光ってる。(Fig1)
光るのは構わないけど、スリープ状態でもすごく光るのは予想外。
寝るときに部屋が明るいのでPC本体の側面を覆って対処してる。
(Corsairのユーティリティソフトを使えば消せるらしいが。)

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DDR4メモリ:LEDライティングの様子
Fig1. LEDライティングの様子。きみ、めっちゃ光るやん。

2025年8月下旬のDDR4のメモリ32GB(16GBx2枚組)は、メモリスピードが3200のものでも1万前後。
Amazonで狙っていたものは9,200円くらいだったけど、「入荷予定あり」ですぐには届かない状態で、代わりに見つけたのがこの光り物。
ここで迷っていたら、本当にチャンスを逃しただろう。

※2025年9月1日現在、この2つの製品はどちらも3千円ほど値上がりした。危なかった。(Fig2)

DDR4メモリ:狙っていた製品の価格変動
Fig2. 赤い線の小さい山が「入荷予定」のタイミング。9月1日に値上がりし、大きな山になった。

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過去の自分の失敗

取り外したメモリを仕舞うためにパーツ保管庫を空けてみると、もう一つ前に使っていたDDR4のメモリを見つけた。
容量は8GBx2枚組で、取り外したメモリと同じ。

…ちょっと待て。なんで同じ容量のメモリが2種類あるんだ?(Fig3)

いや、たしかにメモリスピードは2666と3200で違いがあるけど、普通は容量を増やす。
なんでだ?
6年前の自分、どうして買ったんだ??????


……
で、このメモリを買った経緯を考えてみたら、過去の自分の失敗に気がついた。

簡単に整理すると、
メモリ(1)…今回購入。16GBx2枚組でメモリスピードは3200。ZEN2時代に人気のあった構成。
メモリ(2)…2019年に購入。8GBx2枚組でメモリスピードは3200。
メモリ(3)…2016年に購入。8GBx2枚組でメモリスピードは2666。

この今日まで使っていたメモリ(2)を購入した当時の判断が問題。

DDR4メモリ:所持していた2つのメモリ
Fig3. 左が2016年に購入したもの、右が2019年に購入したもの。

2019年の夏にZEN2(Ryzen 3000番代)が登場した際、メモリ32GBでメモリスピード3200がパフォーマンスが優れている理想の構成だった。
けれども、その人気から32GBの製品を購入し損ねて、妥協して16GBのものを買っていた。

*失敗の1つ目は、買い物が下手だったこと。
実際にマザーボードなども買い揃えたのは2020年に入ってからで、メモリを焦って購入したときから半年経っていた。
ここで焦っていなければ32GBの構成を当時から使えていたし、今回もう需要がなくなりつつあるDDR4メモリを買う必要はなかった。

*さらに失敗の2つ目は、勘違い。
当時の自分の記事を見返すと、「少しでも性能を引き出したくてメモリスピード3200の製品を選んだ」と書いてあった。
だけど多分根本的な勘違いがあって、それ以前に使っていたメモリ(3)がDDR3だと思っていた気がする。

DDR4で16GBのメモリを持っていると自覚していたら、同じ16GBの製品は買ってない。
だから、「DDR4のメモリは持ってないから一式買わないと」と思っていたんだろう。
確かにメモリスピードは上げられるけど、それなら焦らず在庫が復活するのを待てばいいんだから。

よって、6年前にDDR4のメモリを使い回して、焦って同じ容量のメモリを買っていなければ、今回無駄な出費をせずに済んだと言える。
なんてこった。

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※マザーボードの交換で数えると3代目。

ついでのBios更新

予算があれば、ソケットAM4時代で最高のコストパフォーマンスを誇るRyzen 7 5700Xを手に入れたかった。
だけども、もう底値の2万ちょいから右肩上がりになりつつある。
もっと早ければCPUを交換する価値もあったかもしれないが、ソケットAM5に移行する方がメリットのある現在では選択しづらい。

なのでCPUの交換のためにBiosを更新するつもりだったのだが、これまで一度も更新していなかったのでやっておくことにした。
Biosの更新は「失敗するとマザーボードが故障する」と脅しのように怖いことが書いてあるけど、本当に余計なことをしなければ最悪の状態にはならない。
マザーボードメーカーのページからダウンロードした.CAPファイルをUSBメモリにコピーして、Bios上で更新完了まで待てば終わり。あっけない。

Biosに入るついでに、メモリスピードを変更

メモリをオーバークロックするための規格は、Intel CPU用のマザーボードではXMP、AMD CPU用のマザーボードではD.O.C.P.(ソケットAM5:DDR5メモリではEXPO)という名前がある。
UEFI/Biosに入るとドロップダウンメニューがあるので、そこでメモリスピードを指定すればメモリレイテンシや電圧も設定してくれる。(Fig4)
わぁ、簡単!

DDR4メモリ:Biosでプロファイルを設定
Fig4. ASUS製マザーボードのEZ modeでオーバークロックのプロファイルを指定できる

うーん、でもメモリ(2)でメモリスピードを変更したときにこの画面を見た記憶がない。(Fig5)
メモリスピード3200で動かしていたのは憶えているから、もしかして電圧などを変更せずにメモリスピードだけを設定したのか…?
PCがクラッシュしたことはないから、ちゃんと設定していたのか、それとも偶然問題が起きなかっただけなのか…。
結構怖い使い方をしているな。自分。

DDR4:UEFIで設定を保存
Fig5. 変更内容を保存して作業は終了

あとがき

今更のDDR4メモリの購入は、Unreal Engineの記事を書くことで取り返そう。
お金があれば買い物の失敗なんて怖くない。
やっぱり世の中カネだ。

TMP2.0も有効化して、Windows11のアップグレードの準備は一応完了した。
9月中には済ませたいが、最近のWindowsアップデートは(以前からかもしれないが)バグだらけなのがとても気になる。
(2025年8月30日、現在進行系で原因不明の「SSD破壊バグ」など、油断できない)

何事もなくアップグレードできればいいなぁ。