自己否定と完璧主義のせいで背負った絵の悩みについて書き殴る | 内向型人間の知恵ブログ

自己否定と完璧主義のせいで背負った絵の悩みについて書き殴る

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1.

自分の絵が嫌い。魅力を感じない。描いてる途中で気持ち悪くなる。

いや、絵と呼べるのか。
ラフはどうにかなる。「何が描きたい」、「こんな絵にしたい」という注文をキャンバスに描けばいい。
でも清書・ペン入れがダメだ。
最初の数本の線を引いただけで気持ち悪くなる。
「何かがちがう」といつも感じる。

どうして他の人の作品を見るときは平気なのに、自分のものはこんなにも不細工に見えてしまう?

色まで塗れば、見え方も変わるかもしれない。
今までは、そこまでたどり着けなかった。
それは一筋の希望で、それにすがって諦めてはいないけれど、ぬか喜びや失敗が待っているんじゃないかと不安で、安心できたことはない。

2.

足りないのは画力だけじゃない。
自己肯定感も足りてない。

絵の練習・模写を始めたときからずっと、色んな媒体で目に入るプロの仕事と比べてきた。
「これくらいのレベルでなければ認めてもらえない、価値がない。だからそこを目指そう、上手くなりたい」というのが目標だった

絶対に勝てない比較をこれまで何度も繰り返して、道を変え、順序を変え、進み続けてきたつもりだった。

「自信がない」、「確信がもてない」、「これではダメだ」と不安に勝つ根拠を得られず、堂々巡り。
必ず越えなくてはならない困難を克服できなかった。

自分の実力に納得することと、それを公開する・誰かに見せるというのは、まるで大きな谷と吊り橋のようだった。

自己否定をせずに済んだ人にとっては何ともない要素を前に尻込みし、前には引き離され、後ろからどんどん追い抜かれた。

3.

10年以上費やして、成長はゼロではない…と思いたい。
けれど、実力と成果は理想とは程遠い。

安心につながる評価や居場所、自信を得られなかった。
練習や努力は何も保証してくれない。
努力しかすがるものがないのに、実際に必要なものはそうじゃなかった。
自己肯定感、楽しめる価値観、自己否定しない環境だった

10年も”ちゃんと”描くことができていれば、何かが変わったかもしれない。
自己否定はそれをさせなかった。
毎日続かなかった。
数週間や数ヶ月も空いて、一年に一度やる気を取り戻せても長続きしない。
他者の作品や成功を指を咥えて見ていた。そんな情けない過ごし方をした。

いつになれば報われるのかと思う。
あとどれくらい描いたら「諦めなくて良かった」と思えるのだろうか。
10年、15年、20年の差はもう埋まらない。
何も成し遂げられないのなら、生きてる意味もわからなくなる。

4.

他人の目は、怖くても無視すればいい。
でも、本当は自分が満足していない。

自分の中の他人が否定していると思っていた。
でもそれだけじゃない。
自分自身が、描いているものに納得できない・していないと気づいた。

「そんな下手は絵を人に見せるのは申し訳ない」とか、素人なのにプロ意識だけは持っているようで、身の丈に合わない思考にがっかりする。

5.

時間がないし早く完成させて次に進まないといけないのに、「コレじゃないな」と修正をやめられない。
寝る時間を削って、寝不足で昼寝して、夜にしわ寄せがいって、また悪循環に陥る。

完璧主義対策では「60点でいい」なんて言うけれど、頭ではわかっていても、とてもじゃないが許せる形にならない。

ほめられない、楽しくもない、疲れる、苦しい。
だから早く上手くなりたいのに、成長とは平坦でも一本道でもない。
自分を削って、すり減らして、それでも自己表現すら叶わない。
自分の情けなさには怒りとか悲しみとか、それすらも通り越して鈍くなる。
感情がわからなくなる。

暗闇の中をずっと歩いているようだ。
目指す方角も距離もわからない。
自分が歩いていると思っているだけで、実際は進んでもいないかもしれない。
早く報われたくて、描きたいものを形にしたいだけなのに、それすらもできない自分について、過去も今も未来も、すべてが憎い。

6.

絵に正解はない。
表現方法は無限にある。
なのに、頭ではそれがわかっていても完璧主義は”正解”を求めてしまう。

「認められるクオリティ」、「画力」、「絵柄」など条件が増えるにつれて歩ける道はずっと狭くなる。
表現の世界は、もっと自由で広いはずなのに。

7.

ゴールはない。ゴールがあると思っていると近道がほしくなる。
本質は、「どこまで遠くまで行けるのか」ということ。
だからメダリストの幼少期のように、始めるのは早いほうが良いし、辞めずに続けられる方が良い。

答えは出てる。やるしかないと。
恥をかいて、興味を持たれず、他人の成功を眺めて、落ち込んで、それでも今を変えるには谷を越えるしかないと。
不安に負けそうだ。
自分が成し遂げる想像なんて全然できない。
自己否定して生きてきた自分には、未来とは死よりも恐ろしい