今日2月19日、昼から作業のお供にFF14のプロデューサーレターLIVEを観ていた。
それがきっかけで、以前はゲーム会社に入りたかったことを思い出した。
FF14は未プレイではないが、全然進んでない。(2018年のフリートライアルで3日遊び、2021年の末に話題になったから少し再開したくらい。具体的にはイフリートまで。)
まぁそれはいいとして。
プロデューサーレターLIVEは当時アーカイブで少し見たことがあるだけで、生放送で通して観たのは今日が初めて。
内容は10年の振り返りと今後10年の話だったから、Q&A以外は割と聞いてた。
第68回 FFXIVプロデューサーレターLIVE – 2022_02_19(土) 10_15開始 – ニコニコ生放送
https://live.nicovideo.jp/watch/lv335452486(5時間22分8秒から)
番組の最後に人材募集の告知をしていて、「この分野は(有能な)人材が足りないんだろうな」と思った。(プレイ中に募集の告知を出すゲームを他に知ってるし。)
プレイヤー(消費者)が「そのゲームが好きだから」という理由で通用するワケがない……というのが俺の想像。
俺には無関係な話だけど。
そこからのトークが面白かった(興味深いという意味で)。
福利厚生の心配をするコメントを拾い、プロデューサー自らが契約社員だったこと、「正社員の働き方の部下が増えて、『契約社員(プロデューサー自身)が正社員の評価(査定)をするのはおかしいだろう』と会社に言われて正社員になった」という経緯や、
「サービス残業が怖い」というコメントを拾い、福利厚生が素晴らしいという発言に対して「大企業は(遵守しないと)国に怒られる」というコメント、
誰しもがそうだと思うが、労働環境に敏感な・心配せざるを得ない社会になったと思った。
(「こんな話してるの日本だけだな」というコメントもあった。)
同時に、自分は「福利厚生より、大手なんだから実力が通用するかどうかは心配しないのかな」と。
「人が集まらないのは条件が悪いんじゃない?」というコメントから福利厚生の話になっていたが、昇進や給料より、実力が通用して良いものを作り続ける方が大事だと思う俺は、やっぱり自信が無い。
昔
昔はゲーム開発の情報なんて整備されてなかったなぁ。
高校までプログラミングのプの字も知らなかった。
ピアノやサッカーのような習い事とはちがって、周りにやってる人や教えてくれる場所なんてなかった。
高2でJavaの本を買ったけど、読むだけ。しかも分からん。
実際にコードを書くのは大学に入ってから。
今のようにゲームエンジンが提供されて、ネットでググれば個人でも~という時代が始まるかな、ぐらいの頃だった。
2008年にはリーマンショック、2011年には東日本大震災があり、就職活動は買い手市場。
採用人数は絞られ、企業は「いかに有能な”即戦力”を雇うか」だった。
SNSも普及してきて、企業が受け身にならずに自社をアピールするようになった時期。
絵も音楽もできなかったから、「やるとしたらプログラミングかな」と思っていたら、現実は厳しかった。
「ゲーム会社に入社(はい)りたいなら、とっくに何か作ってるでしょ」
一理あると思いつつ、芸術・創作系は入社するために実力の証明が必要だということを知った。
社会人(サラリーマン)が登場人物の漫画やドラマを見てきた中で、そんな話は聞いたことがなかったから、知らなかった。
不況で、未経験を採用して教育する余裕もなかった時代。
大学では特段専門的な講義はなく、独学は捗らず、ゲーム会社以外に応募することもできなかった。
結局、家庭環境や教授のパワハラ、自分の社会不適合者(自己否定、人間不信、鬱、内向型、アダルトチルドレン)具合が重なって、就職を諦めて卒業を優先。
それから10年ぶりに、ゲーム業界に入りたかったことを思い出した。
共感と疎外感
人材募集の告知の話を日記に書こうと思ったときに、前日に見たコメントを思い出した。(Fig1)
近年、「人生」を「ミスの許されないRTA」か何かだと思ってプレイしている人間が多いなと感じる。
ゆるキャン△ SEASON2 第1話「旅のおともにカレーめん」 – ニコニコ動画
ゆるキャン△ SEASON2 第1話「旅のおともにカレーめん」 – ニコニコ動画
https://www.nicovideo.jp/watch/so38084314
「ホントそれ」「マジでそれ」と思って、配られたプレミアム権利でニコった。
「社会の問題点は認識されていても、指摘されても、それでも社会は回っているんだな」と。
失敗することが怖い。
この人生こそがすでに失敗なのに。
今の自分には関係ない。
いなくても困らない。
仮に生き長らえても、無料のゲームエンジンを触って作りたい街や風景、キャラクターやアクションを作って終わりだろう。
作りたいという気持ちは、自己満足で終わる。
他人と関わって、役に立つ・役目を果たすことは無いんだろう。
「我こそは、と思う方は是非是非」とプロデューサーが締めくくり。
こういう企業の募集に応えられる人って、凄いな。
追記:2022年2月20日
人間不信だったことを書き忘れた。
子供の頃にニュースで見た「私利私欲のために犯罪を犯す社会人・お偉いさん」。
「エロいことは良くない」なんて空気を作っておきながらマンピーのGスポットにノリノリだったり。
社会は「言ってることとやってることが違う」と思ったし、その姿勢が大嫌いだった。
YoutubeがまだGoogleに買収される前、2chのまとめが娯楽の一つだった頃。
面白い話は良かったが、人間の汚さも知った。
求人情報誌の「アットホームな職場です」なんて1ミリも信じられない。
だから、人材募集の告知に対して「自分が何を貰えるか(待遇・福利厚生)」ではなく、「自分が何を与えられるか(実力・価値)」を心配するようになったんだろう。
「自分が役に立たないと、見捨てられて居場所が無くなる」という心理。アダルトチルドレン。