アダルトチルドレンが抱える怒りと「過去の負債」について書き殴る | 内向型人間の知恵ブログ

アダルトチルドレンが抱える怒りと「過去の負債」について書き殴る

アイキャッチ:アダルトチルドレンの怒りを書き殴る

1.

子供の頃に染み付いた「出来ないことや失敗は恥だ」という価値観が、大人になっても残っている。
大人になればなくなるものではない。
特定の歪んだ価値観に縛られて、それが「生きづらさ」という足枷になっている。
そのような経緯を持つ人のことをアダルトチルドレンと呼ぶ。

2.

子どもの頃は、当たり前だけど大人と比べて出来ないことや知らないことばかりだった。
だから「出来るようになる」という伸びしろがあったワケだし、出来ないことも許されている時期だった。

でも、大人になって、さらに自分より年上の両親や祖父母が、子どもの頃の私にそのような価値観を負わせた彼らが、「出来ない」とか「わからん」とか「出来るようになることを放棄しようとする」とき、私はとてつもなく不快な気分になった。

「齢だからね」、「若い頃とは違うよね」、「仕方ないよね」と頭ではわかっているし、人間社会の倫理観としてはそれがきっと正しい。

でもさ、俺にそんな価値観を背負わせたのはキミらやん。
「できない」、「やりたくない」、「わからん」、「ムリ」って、俺に許さなかった言葉じゃん。

俺は、自分にできないことや失ったチャンスや、これから失うかもしれないという不安を抱えて、過去の負債を清算するかのような、報われない努力にすがって生きてきたのに。
社会の価値観や他人と比べて劣等感に苦しんで、何かを始められずにあきらめて、「こんな自分では生きている価値が無い。もっと努力しなくては。普通にならなくては」と自分を抑圧して人生の半分以上をドブに捨てたのに。

お前らにはそんな甘えが許されるのか。

……わかってる。
歪んでいると自覚してる。
自己主張できることが人間にとって普通だとわかってる。
他人を頼れることが普通だとわかってる。
出来ないことがあるのは当たり前だとわかってる。

それができない自分だけが悪いのだと。

でも言わないと、せめてこうして書かないと気が済まない。
そのための「書き殴る」シリーズ。
俺はずっと我慢して、自分の人生を台無しにして、それでも「助ける」という名目で従うしかない。

3.

対等な関係。
たまにはそうかもしれない。
今の悪くはない関係も、冷静に見れば対等かもしれない。

でも、俺の価値観、自尊心はぶっ壊されて、自信なんて育まれなくて、そんな歪んだ俺が年上の家族に本心が言えないとか、どもって上手く喋れないのは、上下関係に縛られていると言う他ない。

俺が面と向かって感情を爆発させられないだけの仮初の平和。

4.

アダルトチルドレンは連鎖するから、その不幸を止めるには「自覚した子が次の世代を健全に育てる」しかない
もしくは、子をつくらないこと。
子どもに対してどのように接するべきかを知っているし、そうするつもりだけど、そんな時は来ない。

俺は歪んでいて、相手を不幸にさせたくないから結婚なんてすべきじゃない。
そうでなくても俺を好きになる人なんていない。
自分を愛せず、他人も愛せないのに、愛してもらおうだなんて。

こんにちは、人手不足の少子高齢化社会。

5.

普通の人間が、自己肯定と生殖本能で、疑うことを知らずに社会で”当たり前”とされている「結婚」という行為も、俺にとっては普通ではないし、あきらめる理由が刻みつけられた。

子どもの育て方や接し方なんて知らなくても、誘って、つがって、孕ませ、産ませれば親になれる。
親に恵まれた子もいれば、そうでない子もいる。
すべてがバラバラで、統一されていない。
それが人間という動物としてとても自然なことだ。

だからしょうがない。
工場とは違う。
欠陥品が生まれる仕組みは、誰にもどうすることもできない。

せいぜい自覚して、生きるためにできることを探して、自分の手ではどうにもできない社会や他人のことについて考えることをあきらめるしかないんだ。

6.

「失敗が怖い」、「怒られたくない」。
「だから良い子でいる」。
「そうでないと自分が傷つくから」

酷い強迫観念だ。
歪んだ親というのは、昭和世代に限らないだろうけど。

7.

「ルールを守る」、「悪いことをしない」。
そういう教えを守ることが当たり前だと思い、「良い子」でいた。
学校でも、教師の手のかからない「良い子」だっただろう。

でも、知らないうちに、気づかないうちに、人間として当たり前に出来る人との差が開いていった。

「失敗は悪いことだ。怒られるから」。
「失敗は悪いことだ。迷惑をかけるから」。
「失敗しそうなことはやりたくない。もっと準備をするか、自分には向いていないから」。
「失敗して恥をかくのはとても苦しい。だから失敗しくない」

世の中で当たり前のことが自分にはできないことを自覚したときには、努力だけではどうにもならない場所にいた。

8.

父親がアル中で、感情をコントロールできずに怒鳴ったり家庭内暴力を振るうような人間でなければ、こんな人生にはならなかっただろうか。

アダルトチルドレンについて理解している今なら、その父親もまた「問題のある環境で育った可哀想な子」だったことを理解できるが、それと俺が許すかどうかは別の問題だ。
原因は明確に述べなければならない。

9.

子どもの価値観を歪めると、親孝行や介護に悪影響が出ることを言っておく。
「他人に厳しい」という歪んだ価値観に真っ先にそぐわなくなるのは、老いて反面教師となった親の振る舞いや言動だ。

感情が麻痺したり歪むと、世の中の事件や災害なんかより、自分を構成する要素(興味や時間の使い方)を優先する。
人の死でさえ、「めんどくさい(から考えたくない)」で片付けたくなる。
なんだったら、執着しないことを「復讐」とさえ思う。

10.

「自分が助からないなら、こんな社会は壊れてしまえ」とさえ思う

世の中の親というものが、これ以上歪んだ子育てをしませんように。